2017年12月2日(土)?3日(日)の2日間、第3回目の「Drupal ONSEN」を定山渓温泉で開催しました。当日の模様をレポートします。
コンセプトは「温泉でのんびり Drupal」
前回に引き続き、今年もコンセプトは「温泉でのんびり Drupal」です。お湯と料理を楽しむもよし、がっちり準備してセッションに臨むもよし、温泉地というシーンでそれぞれが自由に楽しめる場になることを目指して企画しました。
概要
- 開催日:2017年12月2日(土)~3日(日)
- 参加費:10,000 円(ホテル宿泊、夕食、朝食を含む)
- 開催地:定山渓温泉 ホテル山渓苑
今回は7名の参加登録をいただきましたが、直前に体調を崩された方が欠席となり(残念!)最終的に6名での開催となりました。来年はぜひご一緒しましょう。お待ちしています!
当日の模様
移動
移動には車を利用。道外(関西)から参加の3名と新千歳空港で待ち合わせ、札幌で地元組の2名と合流して、1台で全員一緒に定山渓へと向かいました。
途中、セイコーマートに立ち寄り、飲み物やお菓子類を調達。道外の皆さんからは、ホットシェフや PB 商品など北海道ならではの商品と店舗スタイル、アイスクリーム関連の品ぞろえの豊富さにも驚きの声が。
到着後は夕食まで一休み
冬道を1時間ほどドライブして無事ホテルに到着。部屋割の後、さっそく大浴場へ。移動で疲れた身体を定山渓のお湯で解きほぐしました。
(写真撮影:太田垣恭子さん)
夕食
団体用個室に移動して夕食。ずらりと並んだお膳に温泉気分が上がります。
食事しながら、来年の開催について意見交換を行い、次の方向性でおおむね一致:
- 12月第1週の週末という日程は適切(日にち固定で良いかも)
- 参加費は今回の 10,000 円前後から、前回の 12,000 円位なら妥当
(1万円台後半から2万円を超える金額になると厳しいかも) - 企画コンセプトは今後も「のんびり温泉で Drupal」が良いのでは
- 規模は10人前後から20人、せいぜい30人くらいまでのイメージ
- 北海道以外でも新潟や関西、また将来は海外でもやってみたい
来年の企画に活かします。できれば、参加したかったけれど今回は都合がつかなかった人の意見も聞いてみたいですね。
LT 大会
夕食後は宿泊部屋に集まって LT 大会。このために事前に準備する必要はなく(もちろん準備しても良い)手持ちのネタを披露しあう気楽なセッションです。
移動の車中で発表者を募集し、結果全員が登壇(?)する形となりました。
みんなで部屋に集まってLT大会!任意なんだけど、全員が即興でなにかを発表するという。ビールはもちろんSAPPOROで♪ #Drupal #DrupalONSEN #Drupalsapporo pic.twitter.com/RUajCEy2fB
? Kyoko Ohtagaki (@kyoko_oh) 2017年12月2日
発表テーマは次のとおりです。
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Drupal 8 Theming 入門(白根)
前回の CMSMix や今年の OSC Hokkaido で発表した Drupal 8 テーマ作成の入門です。Drupal Global Training Days の一環として発表。 -
Drupal 8導入前に必ず考えたい「保守」のこと(青山)
Drupal 8 ベースのシステム運用に携わっている玄人筋?から大きな注目を集めている ANNAI さんの公開記事の内容をデモを交えて紹介。コアの更新に伴って発生する問題と対処法を解説しながら、その場で問題の現象を見ることができるという贅沢なセッション。詳細はこちら:
https://annai.co.jp/article/drupal8-development-with-good-maintainability -
Drupal Business Survey 2017 を読もう(後藤)
「Drupal Business Survey」とは、Exove、One Shoe、Drupal Association が中心となって、Drupal を取り巻くビジネス環境や今後の見通しや課題を Drupal 関連企業の経営者向けに提供している年次調査レポートです。後藤さんは、このレポートが作成される背景や信ぴょう性に触れながら、2017 年版のレポートを読み解く鋭い洞察を提示。Drupaler の皆さんの本音も飛び交う(?)示唆に富んだ興味深いセッションでした。 -
Drupal Camp in CEBU で発表した内容の紹介(紀野)
DrupalCamp Cebu 2017 で ANNAI さんが英語で発表したセッションのうち、紀野さんが担当された「日本における Drupal を活用したオープンデータポータル」の内容を紹介。DKAN を元に自社開発した京都市のオープンデータポータルサイトの事例と共に日本におけるオープンデータを取り巻く状況や自治体の取り組みを解説しました。現地の様子や当日の雰囲気のほか、内容についてもウラ話的な情報満載の ONSEN ならではの濃密なお話でした。 -
HubSpot の機能紹介と Twig テンプレートの究極的な効率化(半田)
HubSpot とインバウンドマーケティングの専門家としての立場から、同製品が提供するさまざまな機能やコンセプトを解説。Drupal ONSEN の LT ということで、HubSpot の CMS 機能に関する質問が多く出ていました。また、類似製品のマルケトや Mautic との比較に関するディスカッションでは、あんな話やそんな話も飛び出して(笑)大変たいへん盛り上がりました。後半では「効率化という病気にかかった男」という別の顔の持ち主として、Twig テンプレートを究極まで効率化するテクニックを披露。こちらも実コードを見ながら実務的な白熱の質疑応答。内容2本立ての充実のセッションでした。 -
Drupal Camp in CEBU のこと(太田垣)
紀野さんのセッションに続き、DrupalCamp Cebu 2017 で「日本の Drupal コミュニティについて」というテーマで発表された内容を紹介。過去2回開催された Drupal Camp や全国の meetup、そして Drupal ONSEN についても異国の地で、英語で、発表してくださったそうです。海外から集まった聴衆の前で日本の活動が英語で紹介されたなんて感動的ですね。 -
番外:手づくり Drupal スリッパのその後(後藤)
最後に、後藤さんが再登場、どうしても見てほしいという1枚の写真を披露してくださいました。すなわち、前回の Drupal ONSEN vol.2 で謹呈した手づくり Drupal スリッパを1年間愛用してきた証拠写真!この話を、寝る間を惜しんでグッズ製作にあたった担当に伝えたところ感激しておりました。証拠写真のスライドを撮り損ねたので(すみません)昨年開催 Drupal ONSEN vol.2 からその謹呈スリッパの写真を:
翌朝:朝食から終了式と記念撮影
盛り上がりの LT 大会は予定時間を大幅に超え、終わったときには日付が変わっていました。解散後、燃え尽きた感じで布団にもぐり、気づくと雪模様の朝を迎えました。
それぞれ朝食をとった後、支度を整えてチェックアウト時間にロビーに集合。事務連絡、ふりかえり、一本締めで最後を締めくくりました。出発前にホテル前の記念撮影で今年の Drupal ONSEN メインの予定を完了しました。
2日目のアクティビティは小樽観光
その後、ホテルを出発、全員で定山渓から朝里峠を経由して小樽へ。後半は小樽観光を楽しみました。
当日の様子は、このページ冒頭の写真のほか、参加のみなさんによる #DrupalONSEN ハッシュタグ付きの Twitter 投稿や Facebook 投稿からご覧いただけるかと思います。
毎年恒例です! #Drupal #DrupalONSEN #Drupalsapporo pic.twitter.com/Vto5IUvNuM
? Kyoko Ohtagaki (@kyoko_oh) 2017年12月3日
まとめ
第3回目の Drupal ONSEN を開催、無事終了することができました。昨年に引き続き、LT 大会がたいへん盛り上がり、Drupal の話で定山渓の夜は更けていきました。
試行的に始めたこのイベントも早いもので3回を重ね、スタイルが固まってきた感じがします。来年も同じ時期に開催したいと考えています。Drupal に関心がある方ならどなたでも大歓迎なので、今回は参加できなかったけど興味あり!という方はぜひ気軽に参加してみてください。
最後になりましたが、今回ご参加の皆さんに改めて感謝いたします。
来年またお会いしましょう!