概要
2025年1月30日(水)に「第48回 Drupal さっぽろ Meetup」をオンラインで開催しました。
- 日時:2025年1月30日(木)19:30〜21:00
- 内容:Drupal レシピを使ってみよう
内容
今回はリモート移行後では最多!6名での開催となりました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
セッション
今回はレシピ(Drupal Recipes)をテーマに取り上げました。
(終了後の資料は会員向けにアーカイブ)
セッション内容:
- Drupal Recipes とは
Drupal レシピの特徴と狙いを簡単に整理。 - Drupa core のレシピ
Drupal core に含まれる 29 個のレシピと、プロジェクトルートの composer.json におけるレシピ関連の設定、およびディストリの代わりにレシピ単独でサイトを立ち上げる例などを紹介。 - Drupal CMS のレシピ
一種のディストリである drupal_cms_installer インストールプロファイルについて、デフォルトで適用されるレシピやインストール時に選択肢として提示されるレシピの定義場所を確認した後、Drupal CMS に含まれる 28 個のレシピをリストアップし、CLI で個別に適用する例をデモ。 - Drupal Recipes Cookbook について
コントリビュートプロジェクトやサードパーティのレシピを集めた「Drupal Recipes Cookbook」に掲載されているレシピをピックアップ。事実上のディストリとして使うサイト立ち上げ用のレシピ、特定機能を組み込むレシピ、ECA モデルを配布するレシピの例を紹介。 - レシピ関連ツール
関連ツールとして、Drupal Recipe Unpack、Drush の Recipe Generator、recipe.yml 編集用の VSCode 拡張などを紹介。 - レシピの作成について
レシピの自作に必要な情報として、相互作用に関する指針、レシピを構成する各ファイルの役割を整理。
ちなみに、レシピ関連ツールで紹介した Drupal Recipe Unpack の目的がいまひとつ理解できてなかったのですが、Drupal Meetup Tokyo の kazunoko さんがメモ「Drupal CMS 1.0 注意点」で指摘されたアップデート時の問題を読んでなるほど~と納得しました。感謝です!
ディスカッション
後半のディスカッションでは、レシピの意義や Drupal CMS における今後の活用など、過去の経緯や思い出話も交えて意見交換。なかでも、Drupal Meetup 豊田の小松さんから、Drupal CMS のレシピとして提供されるコンテンツタイプには、コンテンツモデルのベストプラクティスを示す意図もあるのではないか、という興味深い指摘と関連記事の紹介をいただきました。
記事中、ワイヤーフレームと対比して「Priority Guides」というコンテンツファーストの設計手法が紹介されています。Drupal CMS のコンテンツタイプはこの考え方に基づいて設計されているそうで、このあたり別の機会に探求できたら面白そうですね。
次回予定
次回は、2/27(木)19:30〜21:00(オンライン)を予定しています。テーマは引き続き Drupal レシピ。今回扱えなかったレシピの自作に関する情報を、ハンズオンを通じて整理してみたいと思います。
発表枠も大募集!今回から従来のスタイルに戻し、Drupal に関する話題なら何でも(こじつけでも?)OK、気軽にネタを持ち寄って共有しましょう。