概要
- 名称:CMSMix Sapporo vol.9(Drupal の回)
- 日時:2018年10月20日(土)13:00 - 17:00
- 場所:札幌市産業振興センター・技能訓練棟 会議室
内容
(1)ハンズオン
今回は、次の内容で Drupal 8 のハンズオンを実施しました。
- umamiプロファイルによるDrupal 8インストール
- Drupal 8 コンテンツタイプ入門
- ディスプレイモード入門
- Views 入門
先日リリースされた Drupal 8.6 を、Drupal さっぽろの勉強会で使用している実習サーバーに導入、コアに組み込まれている評価用デモサイト「umami」をインストールし、この中で定義されているコンテンツタイプ(Article、Recipe)を利用して、ディスプレイモードと Views の機能について、実際に操作を通じて理解を深めました。
独自に定義したコンテンツタイプの各フィールドの表示を、テンプレートの編集をすることなく管理画面の UI で構成・設定できる点は、他の多くの CMS とアプローチが異なる点ですが、ビューモードに関するディスカッションを通じて、このことを再確認することができました。
当日使用したスライド資料はこちらです:
なお、Drupal 8.6 で導入された機能の詳細はリリース資料(英語)確認できますが、日本語の解説としては次の記事がよくまとまっています。
上記記事でも触れているレイアウト機能は注目の新機能ですが、今回のハンズオンはその前提となるディスプレイモード(ビューモード)を理解するところまでにとどまりました。新しいレイアウト機能については、Drupal さっぽろの勉強会などまた別の機会にまた取り上げられればと思います。
(2)もちよりセッション
情報交換のディスカッションの中で、ファイルサーバーの共有ファイルのバージョンをどう管理するか?という話題になり、それに関連して、リープアローズ合同会社代表の齋藤厚作さんから SharePoint Online の事例等について紹介いただきました。
SharePoint や Git のようなバージョン管理の仕組みがないと、場当たり的に旧版のファイルを別名で残していくために早晩わけがわからなくなってしまいますね。運用上のルール決めをどうするか、決めたルールをどう教育するか、といった組織運営にも話は広がり、面白い議論ができました。
まとめ
CMSMix Sapporo vol.9 で Drupal の回担当として参加し、Drupal 8.6 から正式に公開された「umami」インストールプロファイルを利用したハンズオンを実施しました。
コンテンツタイプのフィールド表示の構成・管理を管理画面だけで行えるという Drupal の特徴を再確認することができたので、この点は今後の勉強会などでも繰り返し取り上げつつ、Drupal の強みを紹介していきたいと思います。
最後になりましたが、今回、遠方からはるばる(しかも日帰りで!)参加いただいた、ANNAI 株式会社の太田垣さんに改めて感謝します。当日は、Drupal ビジネスの現場でご活躍の立場から、さまざま貴重なコメントをいただきました。本当にありがとうございました。